ERASER 設定

終わり無き物は無い
その言葉に違わずその文明もまた終わりを迎えた

1000年もの時を掛け全世界に広がった巨大文明
ありとあらゆる技術が開発され、その栄華は人類史上最も華やかな時代だったと
いえるだろう

しかし、その栄華も長くは続かなかった
もっとも発展した時期が文明の発生から約1200年
そこから先は急速な衰退が待っていただけだった…

1000年以上に渡り文明が排出した有毒ガスは終には
太陽の陽の光を遮り、人の命すら奪いだした

次々と生まれる病気・奇怪な生命
おびただしい死を前に人々は恐怖と絶望以外の言葉を
表現する事はできなかった

乱立した国・宗教・正義その全てがその意味をなくし
100億もの人間が明日を生き延びるために何でもした

そして文明が最期に向かえた戦争”終末戦争”
世界中を劫火の海が覆い数億の人間を文字通り蒸発させた

人類史上最も発展し、繁栄した文明は終末戦争の開戦から
1ヶ月も経たないうちにこの星の地表から姿を消した

その最期のさまはまるで風船が膨らみ続け突然割れたそんな感じだった


その後
わずかに生き残った人類が選択した未来
ERASER計画が始動した



 −時 代−

古代帝国と呼ばれる文明が崩壊してからおよそ500年
その世界では国という体系は無く古代帝国の遺産の周辺に
都市が建設されそこで人々は暮らしていた

都市の特色は遺産によりまちまちだが、どの都市でも
一定水準の生活と生産量が確保されている
多くを望まなければ自給自足が成り立つため
都市間の交流が極めて少ない


 
 −バンクーシャ−

周囲を城壁と崖に囲まれた半城塞都市
戦争なんて起きないから常に門は開いた状態となっている

今から16年前この街にある3つの区画の一つ2番街で
突如白い煙が発生しだした

空気よりも比重が重たいためか地表に貯まる傾向があり
更にバンクーシャはもともと高い城壁に囲まれた都市のため
空気がたまりやすくまた風も吹かないそんな条件が重なり
白い煙は日を増す毎に多くなり不気味さを増していった

また街では同時期に行方不明事件が多発しており、
その被害者のほとんどが2番街の住人だった為
この白い煙が人々をさらって言っているのでは
という噂が広がった

現在では2番街はすっかり白い煙に覆われ
そこには”白い煙のバケモノ”が棲んでいると
言われている

なおバンクーシャでは15年以上失踪した親族に死亡通知を
発行する事ができるので今では”死体の無い葬式”が
各所で見受けられる

※注釈:バンクーシャは居住税があり住民はこの税を
     払わないといけない(行方不明者も含む)



 −封印石(封魂石)−

マフィアのボスが「この封魂石を守れ!!!!」と言っていた
封魂石が”封印石”いろいろ呼び名がある(無理やりだが)

古代帝国の遺産の一つ
どんなものでも収め、中からは決して出る事が出来ない為
封印石と呼ばれている



 −ERASER−

ERASER計画の発案に伴い考案された
計画遂行のための人型生物兵器

寿命という概念が希薄な為
壊れるか壊されるか計画完遂まで
半永久的に動き続ける

また戦争時に投入されていた”ヒドラ”よりも
容姿・思考・学力が向上しており
完璧な人間といっても過言ではない

なお終末戦争直後に開発されたためか
戦闘能力に秀でている



 −ヒドラ−

終末戦争で投入されていた人型生物兵器の名称

古代帝国末期に使用されていた生物兵器の後継機で
終末戦争で初めて投入された

白兵戦を得意とし自己判断を初めて実装した事で
より複雑なミッションの遂行を可能としている

なおERASERはヒドラとは別規格なので仕様が異なっている



 −人造人間−

ERASERの補助用人型生物兵器の名称
身長2m〜3mと長身で主に肉体労働面で重宝される

主に忠実ではあるが単一命令しか実行できず
また思考回路も申し訳程度のものなので利便性は高くない



 −ニコレッ○−

話の中でちょこんと出てくる神出鬼没な奴
本編が面白くない人という人でも見れるような仕様となっている
赤い横シマ青ズボンのヒョロナガを探す感覚でどうぞw


   
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